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概要

ワークルールの掟 vol2

??ウィーク・タイズとは?もともとウィーク・タイズはアメリカの社会学者マーク・グラノヴェダーが提唱した転職についての考え方です。自分と異なる情報を持っている人との緩やかなつながりが、転職を成功させる上で重要と言われています。家族や職場の同僚など日常的に一緒にいる人というのは、案外、自分と同じような情報や判断材料しか持っていないものです。自分と異なる環境にあり、同時に信頼できる人と話をすることで自分を見失いそうになった時に何らかの希望的発見があります。また、経済学者の小池和男先生が高度経済成長期の日本の競争力の源泉を「異常と変化への対応」という言葉で表しています。機械を修理するにも輸入車を修理できる人がいない、英語が読めないなど、当時は技術進歩が起こる一方で専門知識を持つ人はいませんでした。そうした現状に対し、働く現場の人たちが自分たちで考えて対応力を高めたことにより今があるのです。この考え方は今後も大事です。今はAIやロボットが流行言葉ですが、もっと早い段階で出てくると思います。つまり、新たな異常が訪れるということです。既存のものに変化が訪れると軋轢が生じたりしますが、世の中、常に異常と変化は続くものです。そうであれば、その時にじたばたできるか、ちゃんと迷うことができるかが大事なんじゃないかな。??どういうことでしょうか?キャリアとは「道」です。道は途中で何本も分かれているし、でこぼこもある。引き返そうか進もうか微妙な道もある。僕は本当に迷った時にどうするかという知恵さえあれば十分だと思います。ちなみに岡本太郎は迷っていたら「一番危険な道を選べ」って言うんですよ。人間は弱いから、弱っていたら一番安全な道を選ぶ。にも関わらず迷っているということは安全な方へ行きたくないということでしょう?これが岡本太郎の生き方です。ただ、心配なのは非認知能力を就学「20代を濃密に生き30代で勝負する。30代が一番の勝負時です」と玄田先生。その名も「Vターン」。UターンやIターンよりもスピード感のある計画。高齢化や人口減少により今ほど地域における若者の希少価値が高まっている時代はない!異常と変化への対応大事なのはちゃんと迷えること2