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概要

ワークルールの掟 vol1

14S h i z u o k a J i d a iいい会社であれば立派に勤めあげ、そうでなければ上手く辞める講座では、静岡県の大学生がつくる雑誌『静岡時代』に掲載されたワークルールの気になる中身をテキストとして紹介!講座を始めてから10年目!社会保険労務士の鯉渕ヒロミさんその3高校最後の特別授業【静岡県立科学技術高等学校】環境を変えていける人に講座で講師を務める社会保険労務士の鯉渕ヒロミさんは、「実際問題、いま社会で働いている人たちはルールを知らないまま働いている人が多い」と言います。つまり、労働時間や規則におかしいことがあったとしても、誰も気づかず、労働環境は何も変わらないということです。これから社会へ出る大学生や高校生が、労働法や働くうえでの義務と権利など基本的なルールを知ったうえで社会へ出る。そうすることで、だんだん会社をよくしていけるような働き方につながります。一人ひとりの働き方で、会社を悪くすることも、よくすることもできるわけです。社会人になるとはどういうことか。組織の一員であること、社会の一員であることの意味を改めて気づかされる講座でした。では、高校生にはワークルールはどのように求められるのでしょうか?静岡県立科学技術高等学校では、3年生を対象に、高校生活最後の登校日に講座を開催!社会に出る直前の緊迫感から、ワークルールを自分事として意識できることがポイントです。進路課長の小澤健一さんによると、「いい会社にもブラックの要素はある」とのこと。卒業生のなかには、先輩社員の嫌がらせを理由に「会社を辞めたい」と相談に来る人もいるそうです。その卒業生は労働基準監督署に相談した結果、その問題を解決することができたそうです。会社や自分の働く環境をいい方向へ動かすことができたのです。卒業生がワークルールを上手く活用し、社会で活躍することは、後輩にいい影響を与えます。逆もまた然り。これは大学と高校の共通項です。会社も社会も人とその理念の集合体。いい方向へ変えていける人・世代になろう!編集部のひとことコミュニケーションから働き方をつくる社会になじめるかな……