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概要

ワークルールの掟 vol1

19 S h i z u o k a J i d a iけど、それがなくなったら自分は何者なんだろうと不安に思えてしまう。仕事によりどころを求める部分もありますよね。そう考えると、なんだかんだで人は「働きたい」のかもしれません。どうせ働くのなら、自分の「働く」という行動が会社や社会、周囲の人にいい影響を与えられる人になりたいです。働くうえで大切にしていることはありますか?内藤:僕は、日頃心掛けていることが三つあります。「時間を大切にすること」「満足しないこと」「正解がなくても事実と向き合うこと」です。社会人はみんな忙しいなかで各自の業務をこなしています。そのため、会議や商談の事前準備を行うこと、相手が興味を持たない話はやめるなど、できるだけ短い時間で高い生産性を上げ世の中の正解がないことに対して、自分なりの正解を持つことも自分次第で広がる可能性、交流も多くなりますし、他の業種に目を向けることで更に成長できると思います。今の会社に勤めて三年ですが、結局は臨機応変に生きていけるように、自分を成長させていくしかないんですよね。内藤:実際、社会に出てみると、これまで大学、サークル、アルバイト……と頑張っていたものが仕事に一本化されます。可能性も広がりますし、それはそれで楽しいですよ。菅原:そう思えることが羨ましいです。僕は正直まだ「働かずに食べていけたらな」という気持ちがあります。藤浪:一生働かなくても生きていけるのであれば働きたくないけど、じゃあ働かなかったら何をするのか、とも思います。働くことで苦しいこともあるけど、その分、人に感謝すること、感謝されることを覚えていくし、それが生きていくうえで大切ですから。尾上:確かに「働かなくていい」と言われたら困ってしまいます。今は「○○大学の○○です」という所属がある好きなことが仕事なんです。だからずっとオンですね事が楽しくて熱中してやるのであればいいと思っていますね。要は、どういう時間感覚で物事を進めていくかです。また、社会に出ると正解がないけど向き合わなければいけないことが増えます。例えば、「誰かを喜ばせたい」ということには正解や終わりがないですよね。情報をとりまく環境もどんどん変わっていくので、何が正しいのか分からないこともあります。明解な正解がない事実に対して、自分なりの仮説を立て、真摯に向き合うようにしています。ダメだったら次どうするかということの繰り返しです。藤浪:バランスが大事ですよね。自分や会社にとってマイナスにならないようにすることは社会人の義務だと思います。我慢して長時間働いても、自分の体を壊したり、外で会社の悪口を言っていたら意味がないです。働くうえで守ってくれる制度や権利もあるけど、例えば有休も心の中では「絶対にるよう意識しています。個人的には、残業も自分の成長や仕