開催日 | 2015年9月4日 |
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場所 | 国際ことば学院外国語専門学校 |
インターナショナルな雰囲気の中でのワークルール基礎講座です。
肌の色も出身地も年齢もバラバラな生徒さん達に対し、「労働基準法」を説明しました。
日本人は授業中、進んで発表をすることは少ないですが、本日の生徒さん達は活発です。
質問があればすぐに手を挙げて質問してくださるし、こちらが問いかければ、教室の色んなところから、それぞれの意見が返ってきます。
講師にとって、とても新鮮な、刺激的な授業でした。
「有給休暇はアルバイトにもあります」とお伝えしたところ、すでに日本国内でアルバイト経験がある外国人の生徒さんは「えーーー」と驚き、しばし固まっていました(笑)。
アルバイトの時、有給休暇を取りたかったけれども、取らせてもらえなかったんでしょうね。
労働基準法で決められていること、例えば、労働条件については書面で作成し渡す、10人以上働く人がいたら就業規則は作らなくてはいけない、アルバイトにも有給休暇はある等々、であっても事業主が知らないことはたくさんあります。
生徒さん達にお願いしたのは、法律で決められたことが行われていなかったとしても、初めから会社と戦う姿勢は控えて頂きたい、ということ。
社長は悪気があって法律を破っているのではなく、単に知らないだけであることも十分に考えられるから。
そんな風にお話したところ、「うんうん」と頷いてくれました。
生徒さん達にそのようなお願いをした以上、経営者という立場の方に法律の理解を広め、遵守して頂き、労使双方が感謝の心を持って働ける職場作りのお手伝いをしたい、と改めて思いました。
生徒さん達が日本で望む就職をし、幸せに安心して働けること心から祈っています。
講師 鈴木麻祐子