ミッション
ワークルールのたいせつさを伝えていく
設立趣旨
大学生、専門・専修学校生、高校生などの若者に対し、社会で働く際に必要な基本的なワークルールや多様な働き方の情報を身につける機会を提供することにより、若者の労働教育の充実を図り、就職促進、雇用のミスマッチ解消、早期離職防止につなげることを目的に2014年4月1日設立いたしました。
代表理事 ごあいさつ
ワークルールとは、働く上での基本ルールを意味します。現代社会では、多くの人は会社や国・地方自治体などに雇われて、給料をもとに生活しています。正社員はもちろん、アルバイトでも派遣でも、働く人と企業・自治体との間では、仕事の内容や時間、給料に関する約束(合意)があり、そこから様々な権利や義務が生じます。他方で、こうした合意があれば何でも許されるわけではなく、あくまで法律で認められる範囲に限られるのです。
ところが、働く人のなかでも、この法律による制約(限界ライン)を知らない人が少なくありません。これは会社側にも当てはまります。あるいは、会社としてはルールを守るつもりでも、上司にその知識が足りない場合もあるでしょう。
もちろん、法律の細かな知識を万人が身につける必要はないですし、経済が右肩上がりの時代であれば、会社も無茶はしませんから、ワークルールを知らずに困ることは少ないかもしれません。しかし現在、いわゆる「ブラック企業」に注目が集まり、また、働き方も多様化しているなかで、知識不足から生じる不幸なトラブルを防止するためにも、まずは、労使双方ともにワークルールの基礎を理解することが特に重要となっています。同時に、良好な職場環境を築く上では、法律だけでなく、双方が一定のモラルを守ることも不可欠であって、これも広い意味でのワークルールといえます。
トラブルを未然に防ぐためにも、みなさんのうち一人でも多くの方が、ワークルールの基礎を身につけて、幸せな職業生活を送られることを願っています。
代表理事 本庄 淳志