開催日 | 2016年2月26日 |
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対象 | 3年生 |
場所 | 科学技術高校 |
3年生の生徒さん約330名に、極寒の体育館で社会の凍えるような厳しさについての話…ではなく、社会に出ていくのが不安だという生徒さんに、皆さんが思っているよりも社会は温かくて馴染みやすい場所です、という話をしました。
「知っておきたいワークルール基礎講座」では大きく分けると2つ伝えたいことがあります。
1つは労働基準法をはじめとする各労働法への理解を深め、働く側の権利を確認すること。
もう1つは権利ばかり主張するのではなく、一生懸命働くという義務を果たすことの大切さ、相手の立場になって考え、マナーを守って働くことの大切さです。
人間の心理として権利ばかり主張する人は苦手なのではないでしょうか。
それは職場でも同じことです。
思いやりを持って相手の立場で考えて働ける人が先輩・上司・お客様からかわいがられ、社会は楽しい場所だと実感することができるのではないかと思います。
生徒さん達には、権利ばかり主張して失敗する前に、社会になじみやすい心構えを伝えました。
この日は中学校の時の担任の先生が会場にいらっしゃり、私自身が生徒だった頃を思い出しました。
当時は先生からしていただくことばかりで、いつの間にかそれが当然だと考えていたように思います。
そんな私が、相手のことを考えて、思いやりを持って、などと話しているのを聞いて、先生は後から「いやー、活躍されているようで嬉しいなぁ」とおっしゃってくださいました。
3月1日には卒業し、社会に出ていく生徒さん達の活躍を楽しみに見守りたいです。
講師:鈴木麻祐子