日本赤十字社 浜松赤十字病院

人道と博愛の赤十字精神に基づき、住民に信頼される地域中核病院を目指します。

当院は昭和13年3月に創立された浜松市内で最も伝統のある総合病院で、平成19年11月に現在の浜北区小林に移転新築しました。理念としては、人道と博愛の赤十字精神に基づき、住民に信頼される地域中核病院を目指しております。
移転新築後6年が経過し、この間一貫して地域完結型医療を目指し、地域医療支援病院として病診連携により地域住民の健康増進に寄与すべく努力してまいりました。すなわち、普段はかかりつけ医である開業医の先生のところで診ていただき、入院や手術が必要な状態になったり、高度な検査が必要になった場合に当院に紹介していただきます。退院後落ち着いたら、再度かかりつけ医の先生のところに戻っていただくというシステムとしております。救急患者さんには紹介状の有無に関係なく対応しております。最近のトピックスとしては、平成25年7月31日に静岡県から災害拠点病院に指定されました。災害拠点病院とは、災害対策基本法に基づいて都道府県知事が指定する病院で、災害発生時に24時間対応し、被災地内の傷病者の受け入れや搬送、DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣を行うなど、地域の災害医療活動の中心となる機能を備えた病院のことです。これまでも当院は赤十字の使命として、阪神淡路大震災、中越地震、中越沖地震、東日本大震災などで災害救護を実践してきました。今回、県の災害拠点病院に指定されたことで、より一層の準備と訓練を行い、職員一同さらに身を引き締めているところです。
平成24年7月には県から「静岡県男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒章」を受章しました。当院では保育所の併設や産前産後休業以外にも育児期間短時間労働を推奨するなど女性にも働きやすい環境を整えております。患者さんや家族に満足していただくのはもちろんですが、職員自身にも満足感が得られるようにさまざまな試みを行っております。
今後も当院は、平常時には「地域医療支援病院」として地域の皆様方に安心で安全な医療を提供し、地域の診療所や病院と協力してこの地区の医療を守ってまいります。いざ災害が発生した際には、「災害拠点病院」として被災地にDMATや救護班などを派遣します。万が一当地で災害が発生した場合には、拠点病院として災害救護に全力を注ぐ所存です。
今後とも当院にご支援とご協力をお願いします。

基本方針

1.赤十字の使命に基づき、救急医療及び災害救護の充実に努めます
2.がん、心臓、脳疾患など高度で先進的な医療を目指します
3.糖尿病などの生活習慣病の予防や病気の早期発見に取組みます
4.病診連携の強化、医療と介護の連携を通じ、地域医療の充実に努めます
5.患者さん本位の医療・看護に全職員がチーム医療で取組みます
6.より良き医療人の育成に寄与します
7.生産性の高い病院経営と明るく働きがいのある職場環境づくりに努めます

 

特色と取り組み

災害救護

赤十字の使命として、「国内救護活動」と「国際救護活動」があります。大災害が発生した際には、いつでも全国へ出動できるように当院でも救護班を3班編成しています。さらに、浜松地域が被災した場合にも、全国の赤十字から応援・協力が得られる体制も強化されています。

平成25年7月、静岡県から災害拠点病院に指定され、より地域の中心的役割を担う病院として、日頃から研修会やテーマ別訓練を開催し、病院全体で取組んでいます。
また、世界的な災害・紛争発生時には各地の支部・医療施設から国際救護員を派遣し、国際的な救護活動もおこなっています。

救急医療

これまで総合病院のなかった浜北区に当院が開院したことで、東区、天竜区からの救急患者も受け入れ可能となりました。
私たちは、地域住民一人ひとりの命と尊厳を守るため、救急医療の充実に努めていきます。

24時間対応可能な救急室と、救急病棟12床を整備。職種の枠を超えたチームによる救急医療をおこなっています。

高度専門医療

CT装置、MRI検査、X線テレビ装置、放射線治療装置、核医学(RI(ラジオアイソトープ))検査、血管造影検査等、最先端の機器と設備により、安心で質の高い医療を提供します。



地域医療連携

当院は、平成21年9月18日付で静岡県知事から県内で8番目の地域医療支援病院として承認されました。当院がこの認定を受けたことは、今後、自らの医療の質を向上させていくほか、次の役割を果たしていきます。

1 医療連携の強化
2 救急体制の強化
3 研修会の強化

その他、創傷治療センター、患者図書室、日赤訪問看護ステーション、透析センター健康管理センター等の設置、参加無料のコンサートの開催、介護や福祉、お薬の相談をお受けする等様々な取り組みをしております。

 

働きやすい環境の為に

男女共同参画社会づくり宣言

私たちは、男性も女性も個性と能力を十分に発揮し、いきいき活躍できるよう、次の取組を行うことを宣言します。

取組内容

・女性役員や管理職の割合の増加
・時間外勤務の削減
・育児休業や介護休業を取得しやすい環境づくり
・短時間勤務制度の活用
・再就職受入れ制度の整備

充実の福利厚生

日本赤十字社全社的福利厚生制度,職員互助会,クラブ活動,新年会,納涼祭等
院内保育所(0歳~3歳まで),夜間保育有,閉庁日保育有
住宅斡旋システム有,所得補償保険

院内保育園「つくし保育園」

63e219b7706121eea8a7ad541060d5f1つくし保育園は、0歳~3歳までの縦割り保育をおこなっています。
個々の発達段階を十分把握し、のびのびと、明るく安らぎのある環境を整え、毎日の規則正しい生活の中で、日常生活に必要な基本的生活習慣を身につけることができるように願い、自主性のもてる子供、友達とのかかわりを大切にできる子供に育つことを願いながら保育します。

【目的】
1 職場復帰前の不安を軽減する
2 復職職場に適応する
3 勤務時間を厳守し、日常生活とのバランスがとれる

【復職当日半日研修】
研修内容は、看護の動向、休職中にマニュアル・ルール等の変更があったもの
(リスクマネジメントやその他)で、電子カルテの操作自己学習も行なう

【復職後3日間】
30分前に業務終了し、看護部で自己学習の時間を設けています
※時間外勤務をさせないなど、職場のスタッフに共通の理解を得ています)

特別有給休暇

産前休暇・・・産前6週間+有給休暇
産後休暇・・・産後8週間
(注)育児休暇・夜勤免除制度導入

 

会社概要

   機能            地域医療支援病院、 第二次救急指定病院、 基幹型臨床研修指定病院、

                              治療拠点病院、地域肝疾患診療連携拠点病院、

                               災害拠点病院(地域災害医療センター)

  所在地           静岡県浜松市浜北区小林1088-1

  開設年月                1938年(昭和13年)3月

   病床数                   312床(一般)

  常勤職員数              501.2人(2013年6月現在)

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